結婚指輪は、結婚式のときに新郎新婦が交換することで、夫婦として一生ともに歩んでいく誓いの象徴とされている指輪です。
丸い形状の結婚指輪は、「永遠に続く愛情」を意味するものとされています。 結婚指輪を普段から身に付けることで、相手とともにいることを強く感じるという意味も込められています。
夫婦の絆と永遠の愛情を形にしたものが結婚指輪です。
結婚指輪についての素朴な疑問をまとめてみました。
婚約指輪が、男性から女性会と婚約の記念に送る指輪であるのに対して、結婚指輪は結婚の記念に男女ペアで持つ指輪のことをいいます。婚約指輪の方が、華やかなデザインのものが多いのに対して結婚指輪はシンプルなものが多いです。
婚約指輪は、結婚式を行うまでは左手の薬指につけますが、結婚式当日は右手の薬指に移しておきます。結婚式当日には結婚指輪を交換してお互いの薬指につけます。結婚式の後は、結婚指輪をつけた薬指の上にエンゲージリングをつけるのが正しいつけ方です。
結婚指輪をするのは、左手の薬指が定番です。
ギリシャ神話で、左手の薬指には心臓につながる血管があるといわれていることから、永遠の誓いの意味があるとされています。
また、左手の薬指は最も動きが少ない指といわれていることから、指輪を落としにくいという実用面での理由もあるようです。
結婚指輪のサイズを測るときは、朝と夕方2回に分けて測るのがおすすめです。足のサイズと同じように、指も時間帯によってサイズが変わるからです。
また、妊娠中などは体調にむくみやすい要因があることで、指の太さは変わります。
結婚指輪は時間の経過とともに太るかもしれないと言うことで大きめのサイズを選ぶ人も多いようですが、抜けやすくて気になってしまうこともあります。もし太ってしまってサイズが合わなくなったとしても、サイズ調整ができる場合も多いため、ちょうどのサイズを選ぶほうがいいようです。
結婚式で指輪交換の儀式をしたい場合は、結婚式より前に指輪を準備しておくのがおすすめです。指輪のお直しが発生する場合もあるため、3カ月前ぐらいまでには用意するカップルが多いようです。
結婚指輪におすすめの素材は、
です。いずれも金属アレルギーが起こりづらい素材なので毎日つけておくのにおすすめです。ただし、金やプラチナは純度が高いと強度が弱くなるため他の金属を混ぜた合金となる場合が多いです。混ぜる金属の種類によっては金属アレルギーが起こりやすくなってしまう場合もあるので、金属アレルギーが心配な人は購入時にショップの人に確認しておきましょう。
結婚指輪を探している人におすすめの形状には、下記のようなものがあります。
ストレートタイプ | 細長い指の人や、傷つきにくい形状の指輪がいい人におすすめです |
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指が短めの人におすすめです | 指が短めの人におすすめです |
V字タイプ | 指が短めの人におすすめです |
指のタイプによっておすすめの形状はありますが、長く使うものなので、まずは気に入ったデザインのものから選ぶのがおすすめです。札幌で結婚指輪を探している人には、冬に寒くても冷たい面積が小さい細い形状のものを選ぶのもおすすめです。
指輪は年月とともに多少の傷や汚れが目立つようになっていきます。特に、結婚指輪の場合は常に身につけていることが多いため、綺麗に保ちたいならばどうしても修理やメンテナンスが必要になってきます。
指輪の手入れは専門店に依頼する方法の他に、ある程度であれば自分で手入れすることが可能なので、正しいメンテナンス方法について知っておきましょう。
結婚指輪の汚れの種類は大きく分けて金属同士の衝突によってついた傷と油汚れです。金属の種類によって汚れやすさが大きく異なります。
指輪や宝石と聞くと硬い金属類によって作られているので丈夫そうですが、実は他の金属類とぶつかることで簡単に傷が入ってしまいます。たとえば、複数の指輪を同時に保管している場合に指輪同士がぶつかって傷つくというケースがよくあります。
また、台所用品にはステンレス製品や鉄が身近にありますが、それらも結婚指輪を傷つける大きな要因となります。
さらに、金属は油汚れによって変色し、徐々に本来の輝きが失われていきます。日常生活で指輪がくすんでいく主な要因としては、以下のようなものが挙げられます。
ダイヤモンドは最も硬い金属の1つで傷は比較的つきにくいですが、油分を吸着する性質があるため、徐々にくすんで本来の輝きが失われていきます。
さらに、宝石自体は丈夫でもダイヤモンドを固定している爪留めが緩んで、何かの衝撃の拍子に外れてしまうことが考えられます。
ゴールドやプラチナは強度が柔らかいため、傷つきやすく変形しやすい金属ですが、変色に強いため、常に身につけている結婚指輪に適した素材といえます。たとえば、温泉に入ったり調理中に身につけていたりしても、長期間安定して美しさを維持することが可能です。
一般的に、ゴールドやプラチナは純度100%では傷がつきやすいため、パラジウムなどの金属を混ぜ合わせた合金で作られます。純度100%のゴールドは24金、プラチナは1,000ptと表記されますが、結婚指輪の場合は純度75%の18金や14金、純度95%の950ptがよく利用されています。
シルバーは柔らかくて傷つきやすいことに加え、変色も起こりやすいため頻繁に手入れする必要があります。ただし、価格自体は安く、シルバー専用のクリーナーや磨きクロスが多数販売されているので比較的自分でメンテナンスがしやすい金属といえます。
ステンレスの場合は変形が少なく変色にも強いため、メンテナンスをせずともある程度美しさが保たれます。
一般的にはキッチン用品などのイメージが強いですが、結婚指輪として使われることも多く、アレルギーを起こしにくいため、金属アレルギーの方でも身につけやすいです。ただし、サイズ直しが難しいため店舗によっては受け付けてくれないこともあります。
結婚指輪の輝きが鈍くなってきた場合、油分の堆積が原因となっている場合が多いため、中性洗剤を泡立てて洗うことで本来の輝きを取り戻すことが可能です。酸性やアルカリ性洗剤は金属の種類によっては宝石が傷む可能性があるため、利用しない方が無難です。
また、普段から柔らかい布や眼鏡拭きなどで乾拭きしておくのも簡単にできる手入れとして効果的です。
さらに、定期的に行うならば浸け置きしておく方法もあります。コップに温めのお湯と中性洗剤をいれて指輪を10分ほど浸け置きするだけです。
特に、指輪の内側に刻まれた刻印の部分は手洗いでは落ちにくい部分なので、ぜひ浸け置きするかブラシなどを使って綺麗にしたいポイントです。汚れがふやけてきたら真水で洗ってクリーニング完了です。
ただし、ダイヤモンド・ルビー・サファイアは水洗い可能ですが、以下のような宝石はそもそも水分や熱に弱いため、水洗いすることができません。結婚指輪に使われていることは少ないですが、念のため確認しておきましょう。
宝石類の傷の手入れは自宅で可能な場合がかなり限られていますが、代表的な方法に磨き直しというものがあります。
まず、クロスに研磨剤を散布して指輪を片手で持ち、力強く何度もクロスに擦りつけます。つまり、傷ついた部分を磨くことで傷を目立たなくする方法ですね。傷が無くなったら研磨剤を洗い流して手入れは終了です。研磨剤で磨くとクロスは徐々に黒く汚れていくので、こする場所をずらしながら行っていきましょう。
磨き直しは傷をなくすだけでなく、光沢をだして本来の美しさを取り戻すことにもつながります。ただし、自宅でなくすことができる傷は浅いものに限られ、大きな傷を取るためには専門の道具が必要となるため、専門店に相談する必要があります。
また、以下のような金属類は自宅で磨き直することができないため、専門店に依頼する必要があります。
指輪自体が変形した、大きな傷がついた、サイズが合わなくなったという場合には専門店のサービスを利用する必要があります。ちょっとしたメンテナンスであれば店舗に持ち込むことですぐに対応してくれることが多く、小傷取りや簡単なクリーニングは30分ほどで完了します。
また、購入店舗によってはアフターサービスが充実しており、結婚指輪のクリーニングを無料で行っているケースがあります。ショップのサービスではその他に、サイズ直し、爪留めの緩み、変形修理などのメンテナンスに対応していますが、修理期間に1週間以上かかることもあるので注意が必要です。
普段から自宅でメンテナンスしている方も、自分でできるクリーニングにはやはり限度があるため、たまにはサービスを利用してみるのがおすすめです。